無資格で介護職をしている人はごく僅か

介護業界に転職をしようとするなら、介護職員初任者研修は受けておくことをとてもおすすめします。いくら転職がしやすい業界だと言っても、完全に無資格では受け入れてくれる施設は少なくなる可能性があるからです。

実際のデータでも、完全に無資格で介護職として働いている人は全体のおよそ5%であるという結果が出ています。介護職員初任者研修は、講習を受けるだけで取得ができる簡単な資格になりますから、これぐらいは取得しておくのが最低限の準備になるわけです。

しかし、介護職員初任者研修の取得までには費用と時間がかかるのがネックです。費用は5万円から10万円は見ておかなければなりません。

講習はすべて合計すると130時間にも及びます。座学については通信講座ででも済ませられますが、実習についてはそうもいきません。

ある程度前から、取得に向けて動き出さなければいけないのが現状です。1日で取得できるタイプの資格ではない点に注意しましょう。

現状では、介護職員初任者研修を済ませていれば、基本的にはどこの介護施設ででも信頼を勝ち取ることができます。なぜなら、介護福祉士のようなさらに上位の国家資格には実務経験が必要になるからです。

完全に業界未経験だという人には取得が不可能なので、そこまでは期待されません。今後制度が変わって資格も何が必要なのか、変化することがあるでしょう。

その時々で最善の選択をしていけば、介護業界に入るのはそれほど難しいことではなくなります。なので自分の最善の選択とは何か、また介護業界へ転職するための最善の転職準備とは何かを知り、転職活動を行っていきましょう。